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公設民営化(保育園)パート2

以前にも保育園の民営化についてコメントを書きましたが、皆さんは、どうして民営化に反対しているか疑問に思う人もいるかもしれません。

今回、カズの行く保育園は、公設公営から公設民営(建物は行政の物、運営は民間)に変わる予定をしています。行政の財政負担を減らし、尚且つ、保育園サービスの向上というのが目的です。

民営化に関しては、区と父母会の代表からなる民営化協議会という組織があり、月に1度、民営化に関する疑問点などを話しています。

先日初めて協議会を傍聴しに行ったのですが、正直、区の対応が残念でならないです。

父母としては、いろんな疑問があります。それに対する区の答えは、ほとんどが釈然としないものです。

例えば、
現時点では、民間企業への引継ぎを、新園舎完成後の平成20年の2月くらいから予定しているのですが、父母の委員は、引継ぎ開始を平成20年の4月からにして欲しいという願いを出しています。(※補足 園長などはもう半年ほど前から引継ぎを開始する予定です)

開始を後ろ倒しして欲しい理由として、

・卒園入園で忙しい時期と重なる
・新園舎への引越し直後でドタバタしている
・卒園する子供たちまで心理的な影響を与えたくない

と言う事が挙げられます。

そうすると、区からは、卒園入園などの年間行事を入れた方が、引継ぎの意味が出る、という回答がでました。確かに、その事自体には納得する部分もあります。

それを踏まえて、父母の委員から、父母で作った予定と区の予定の両方を見識者に見てもらって、どちらが子供にとって良いか判断してもらいましょう。

という提案をすると、区の職員は、回答に若干戸惑い、最後は、「致命的な問題が無い限り、現在の予定で行きます」という回答。

ん~、致命的問題って、、、協議会の目的、そして民営化の目的が、子供にとって良い環境を、と言っているのに、いつの間にか、「民営化」自体が目的になったんだろう、、、

本音を言うと、親は、「良くなるかも知れない、でも、悪くなるかも」よりは、「今のままですよ」の方が、随分と安心できるものなんです。小学校に行く前の子供に、そんな伸るか反るかの賭けをさせたくないですから。多くの父母は民営化、というよりは、環境の変化に反対なんだと思います。でも、区の財政的に問題がある、とか言われると、一区民としては納得せざる得ないですよね?それくらい分かっていますが、もう少しは父母の言うことを聞いてくれても良いと思います。

保育園に通い始める時も、子供にとってなるべく負担にならないように、登園開始直後は親が数日付き添ったりしますし、毎日の迎えに関しても、先生方に挨拶とかをする前に、まず子供に駆け寄って顔を見てあげてください、という指導なども頂きます。そうやって、少しずつ築いてきた環境が、ガラッと変わるんです。(保育士は全員交代ですから)

何とか、民営化を子供にストレスない状態で行いたいと思います。(個人的には、公営のまま継続して欲しいです。)


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by etrojan2002 | 2006-06-22 17:08 | 親として